名前を挙げると...
・野村index新興国株式(14年9月10日に50万円購入)
・eMAXIS TOPIX(14年10月7,14日に分けて50万円づつ購入)
・eMAXIS 先進国株式(14年10月7日,15年1月20日に分けて50万円づつ購入)
eMAXISの2つは4月25日に、野村index新興国株式は4月28日に、それぞれネットから売却指示を行いました。
TOPIXについては4月30日に日経平均が1日で500円も下げたので、気分的にホッとしました。
(下がる前に売り抜けることが出来ましたから...)
利益額としては、それぞれ税引き後の価額で、
eMAXIS TOPIXは、+226,867円
eMAXIS 先進国株式は、+103,683円
野村index新興国株式は、+50,517円
合計すると、+381,067円です...
少額のように見えますが、元本250万に対して計算すると、利益率は約15%です...
約半年の投資期間でこの利益率ですと、まあまあの高率かなと思っております。
しかし、本来は中長期でポジションを持つというのが常識のインデックス投信ですから、
それを短期で売ったのは、普通の投資家さんならしないことだと思います。
けれども、私はポリシーを持って売りました。
理由としては、まず第一に、キャッシュポジションの増加です。
リスク資産の割合が4月頭時点でかなり積み上がっており、
「Sell in May(5月に売れ)」ということわざもあるので、
5月に入る前に売り抜けられるものは売り抜けた方がいいのかな、
という判断です...
ちなみに個別株も、4月中にいくつか売っております。
一休、ソフトバンク、三菱マテリアル、みずほの4銘柄です。
利益額は、これもまた1銘柄当たり、11,000〜15,000円の少額です。
合計で、+53,149円。利益率は、約3.6%...
そんな大したことはありません...
しかし、投資ポリシー的には満足ですし、予定どおりです。
なぜか?...
以下に詳しく説明します...
まず、投信にしても個別株にしても、いずれも利益は出しておりますが、かといって目先の儲けを追いかけているわけではない...
また、キャッシュポジションの増加ということを先に述べましたが、理由はそればっかりではない...
では、何が目的なのか?...
それは、”勝負の姿勢”と”相場カン”の維持(キープ)です...
相場が大きく変動することが事前に高い確率で予測しうるときには、その前にいったん清算しておくべきだと私は考えます。
そうすることで”勝負資金”が手元に確保されるのです。
それまでの相場が崩れて茫然自失となり、手元資金も乏しく、再勝負ができない状態こそが、一番避けるべき状況なのかな、と...
実際、過去にそういう状態に陥って、その後のチャンスを逃したことが数回ありました。
つまり、リスク回避ではなく、チャンス・ロスの回避...
これが、私の投資哲学のひとつです...
野球やサッカーの試合とは違って、投資とは、自分の命がある限り続けなければならないゲームですから...
そして、勝負資金を手元に確保しつつ、さらに大変動後の相場の「値」に基づき、自己の頭の中のメモリーを更新する...
そうすることで、相場カン(相場感+相場勘)を最新の状態に刷新すると同時に、常に戦える状態にしておく...
わかりやすくひとことで言えば、ファイティングポーズの維持でしょうか...
投資とは、「相場 V.S. 自己の相場カン」の戦いであるというのが私の見解です...
各国の金融緩和によりボラティリティの高まった各市場...
相場こそ、現在のリヴァアサンであり、日本的に言えば”鵺(ぬえ)”なのです。
”鵺”との終わりなき戦いに勝ち抜くこと...
これが現代の投資における秘訣のうちのひとつではないでしょうか...
了