ゆうちょ銀行のセミナーのもうひとつの有益な情報...
それは、為替相場のこと...
具体的には、ドル/円相場の基本的な傾向です。
資源のない国、ニッポン...
わたしたちは資源を海外から輸入しなければなりません...
特に必要なのは、エネルギー資源です。
石油や天然ガス、それから石炭も...
原子力発電の本格的な再開に逆風が吹いている今の社会情勢ではなおさら、これらエネルギー資源の海外からの購入の”重み”が増してゆくことと思われます。
ところで、エネルギ―資源を購入するためには、円を外貨に両替して、その外貨で購入しなければなりません。
そのためには、円売り・外貨買い...
具体的には、輸入業者はドル買いの行動をとることになります。
さて、ゆうちょ銀行のセミナーの講師の方のご発言から引用させていただくと、円売り・ドル買いのうち、約8割がエネルギー資源購入のためだそうです。
エネルギー資源以外の通常の商品の輸入用の両替は2割しかないということですね。
そして、エネルギー資源は、メタンハイドライトの実用化でもされない限りは海外から購入してくるしか仕方がないのです。
つまり、エネルギー資源購入のための「円売り・ドル買い」が途絶えることは今後おそらくはない...
ずーっと続いてゆく...
だから、常に”円安”へのドライブがどうしてもかかってくるのだそう...
したがって、われわれ日本人の投資行動としては、
一般論を言うと、海外株式,海外債券,海外REITに投資することがベターの選択肢なのだとか...
特に、一時的に円高に振れたときをチャンスとして、買いに走るべきだと...
そう、おっしゃっておりました。
さて、昨日の記事で書いたヘッジファンドの年間スケジュールからすれば、
年間1回か2回の「円高期」が必ずやってきます...
そこのタイミングで外貨建て資産に投資することが、将来へ向けてのチャンスをつかまえることになるのです。
同じく、機を見て、円安になった時に高値で売り抜ければ良いのです。
円高が一方的に進むということは無いのですから...
以上がセミナーから得た有益な情報のふたつめです。
最後にもうひとつ...
来年2016年はアメリカ大統領選挙の年...
大統領選を盛り上げるため、そして、候補者自身のために(票を集めるために)、未来のアメリカについての明るい見通しを選挙公約として打ち出すために、良いニュースが次々と発信されるはず...
それらポジティブなニュースに市場は感応して相場はあがる...
だから、2016年のアメリカは買いだ、とのこと...
(なーんだ、とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが...)
ただ、それで儲けるためには、その前の2015年にアメリカの投資案件(株やREITや投信など)を買っておかないといけない...
それが昨日の記事でも書いた、”ヘッジファンドの年間スケジュールをふまえた買い時”をつかまえて買うことだというわけです...
ただ、人間というものは、頭でわかっていてもなかなか行動に移せないもの...
まして、2016年のアメリカが上げ相場だという100%の保証は無いのですから、思い切って買える人がどれだけいるでしょうか?...
私も、常に相場動向をチェックし、特に10〜11月の相場動向を注視したうえで勇気を持って買おうと思ってますが...
しかし、実際に投資行動を実行するためには、相応の事前の覚悟と冷静で限度をふまえた買い判断が必要です...
そのために、まずは、サッカー日本代表・本田選手がよく言うように、「それまでにしっかりと準備」しようと考えております...
準備とは、以下のものを揃えること...
1.心構え...
2.情報収集...
3.勝負資金の確保...
結果的に「投資しない」という決断になる可能性もありますが、勝負できる態勢は準備しておきたい...
そう考えています...
了