2015年09月20日

星の王子さま評論の紹介(続編:愛・友情について)

なぜかアクセス数が他の日と比べて多かった9/14〜16に書いた『星の王子さま』の記事...

人気記事だったので、今度は別のテーマで書こうと思います。

今回は、”愛”や”友情”について、です...


童話『星の王子さま』では、”愛”(友情も広い意味でその中に含む)についても語られております...

解説書『大切なものは目に見えない』から引用してみましょう。

例によって、大事なものを語るのは、”キツネ”の役割です...

キツネは言うのです。
仲よくするには「しんぼうは大事だよ。最初は、おれからすこしはなれて、こんなふうに、草の中にすわるんだ。あんたは、なんにもいわない。それも、ことばっていうやつが、勘ちがいのもとだからだよ。一日一日とたってゆくうちにゃ、あんたは、だんだんと近いところへきて、すわるようになるんだ」


”愛”や”友情”を育むには、あせってはいけない...
時間をかけなきゃいけないというわけです...
しかも、最初は相手から少し距離をおけ。
そうして、だんだんと相手との距離を縮めていくのがひけつだと...

解説書にはさらに、こうあります...

愛の関係においては、時間を節約すること―あとで見るように《大人たち》は、それをいっさいの行動の基準にしています―いわば時期尚早に、愛が成就する前に、それを刈りとろうとすることは馬鹿げています。


”愛”は刈りとるものじゃない...
成就させるものである、というわけです...

しかし、そうすれば必ず愛を得られるというのは間違いです。
上に挙げたような、愛を得るテクニックだけでは不十分なようです。

”愛”を得るには、”心”が愛し・愛されるような状態になっていないといけないようです。

解説書では、こうあります...

好きな人が目の前にあらわれさえしたら、いつでも愛することができるなどと思うのは錯覚です。
愛する能力を身につけておくこと―愛する相手の存在にたいして尊敬の念をもち、その運命にたいして責任を負うことができるようになるためには、日毎に自分を訓練しておかねばならないのです。


他人を本当に愛することができる人間になっておかないと、いざという時に他人との愛の関係に入れないということですね...

なぜでしょうか?...

解説書を読み続けましょう...

愛するもののもつ意味と価値とは、愛する対象それ自体の中にあるのでなく、互いに関わりあい責任を担いとることによって開かれる結びつきの中にあるというのです。


”愛”とは、他人との結びつきの中にある、”目に見えないもの”であるということです。

その”目に見えないもの”を見るには、前にも言った(9/16の記事参照)、”心の感受性”が必要です。

だから、”生きる喜び”を伴なった”豊かな心の感受性”を持った2人の人間が出会い、時間をかけて”関係性”を育んだ場合、そこに本物の愛や友情が生まれる、というわけです...

恋愛に縁遠い人...
恋愛してもうまくいかない人...
婚活に取り組んでいてもうまくいかない人...
男女間に限らず、友情関係や親子関係など、人間関係全般に苦しみ・悩む人にとっては参考になるのではないでしょうか...





posted by スイス鉄道のように at 07:00| 東京 ☁| Comment(0) | 気づき・ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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