2015年10月31日

日銀追加金融緩和見送りと、相場のゆくえ...

昨日は、日銀追加金融緩和が見送られました。

あくまでも、「追加緩和」の見送りですからね...

年間80兆円ペースという今までの緩和措置は継続するとのことです。


さて、相場のほうですが、私の見解をば...

私の見方としては、為替相場も株式相場も今はフェアバリュー(適正価格)だと思います。

6,7月頃は、過熱相場。

逆に、8月下旬から10月下旬までは、一時的なリスクオフ状態だったのではないかと...

異次元の金融緩和から約1年...

”相場のことは相場に聞け”という有名な格言がありますが、今まさに、異次元金融緩和から1年経過して相場値がこなれ、そのうえ一時的な嵐も過ぎ去って、ようやく本来の姿になったのかな、と私は感じています。

だから、今は「妥当値」...
わかりやすく言えば、今の値が「市場の判断」ということです...


さて、ここからの予想ですが、まずは為替のほうから言うと、ボックス相場になるのかなと思います。

アメリカ利上げ → ドル高 という要因と、
日本の消費低迷 → デフレ → 物価安 → 円高という流れとの綱引き。

これが当分続きそうだと予想します。

次に、株式相場のほうは、物価が上がってこない以上、上がるのは無理そうです。

物価安になると商品は「単価安」になります。
そのうえ、消費低迷ということは、物の数量が売れていかない...

売上=単価×数量ですから、単価安&消費低迷 → 売上低下 となってしまいますからねぇ...

要するに、過去の低迷した日本株の状況の再来がありそうな流れです。

イヤですねぇ...

そして、この流れは金融緩和を大規模にしたからといって断ち切れないんです...

なぜなら、原因は消費低迷だからです。

昨年末から日本株が上がったのは、次の2つの流れがあったから。

1.金融緩和 → 円安 → 外国人旅行者の爆買い → 企業の売上増
2.金融緩和 → 円安 → 輸出産業の売上増

要するに、円安が需要を呼びこんで、それで企業業績が良くなり、株が上がったんですね...
(ただし正確に言えば、実体経済がそうなることをあらかじめ先読みして相場が動いた、ということだと思います)

しかし、東京のホテルも飽和状態と聞きますし、飛行機のキャパシティも有限です。
外国人旅行者の数は、いずれ頭打ちになるのは必定なのです。

そのうえ、輸出産業の輸出力も有限ですし、世界経済の状況もよくありません...

ですので、外国人旅行者も輸出産業も、いずれもこれ以上は相場に対するポジティブ要因にはならなさそう...

だからこれ以上追加金融緩和してもそもそも意味はないんだろうな、と私は思います。

そういう意味では、今回の追加金融緩和見送りは正解でしょうか。

そしてもし、今後、株や企業業績がまた低迷してしまいそうな状況におちいり、そのときにどうしても日銀が何か有効な手を打つ必要に迫られるとするならば、マイナス金利の導入くらいしかないのではないでしょうか...

銀行にお金を預けておくと減っていくのだとすれば、みんな、お金をおろして、消費か投資に回すはずですから...





P.S.
今晩から泊りで旅行に出かけるので、明朝のブログはお休みいたします。
なお、くれぐれも投資は自己責任でお願いします。



posted by スイス鉄道のように at 07:00| 東京 ☀| Comment(2) | 分析・考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月30日

信託博物館・訪問記

私はかつてシティバンク銀行に口座を持っておりました。

しかし、私にとっては利用価値がないと判断し、去年の夏に解約したんですね...

そのとき、「こんなビジネスモデルを続けているなんて、シティはだめなんじゃないか」とも感じてました。

すると間もなく、シティが日本から撤退するというニュースが流れました。

”虫の予感”って当たるなぁと思いました。

それはそれとして、解約手続きをしたシティの支店は、東京駅の丸の内側出口を出てすぐのところでした。

その同じ場所に、三菱UFJ信託銀行の『信託博物館』が出来ていることをネットで知ったので、先週の有休休暇をとった日の空き時間を利用して行って参りました。

以下が紹介ページです。
↓↓↓
http://www.tr.mufg.jp/ippan/about/hakubutsukan/

入場は無料...
つまり、タダです。

でも、なかなかに面白いし、勉強になります。

古代メソポタミア文明における源流に始まり、英米というアングロサクソン諸国で発展し、明治日本で受容された信託の歴史というものがビデオや展示で勉強することができます。

英米における信託をめぐる裁判を紹介したタッチパネル式の展示もあります。

たっぷり1時間は楽しめますね。
興味がある人は、ですけれど...

東京駅でたまたま時間を持て余したような方は、いらしてみてください...
(ただし、平日のみのオープンですが...)

話しは変わりますが、信託銀行のメインバンクを作ろうとしばらく前から考えておりまして、三井住友信託か、三菱UFJ信託にするか迷っていました。

この2つに絞ったのは、御徒町駅前に両行の支店があるからです。

しかし、この博物館を見て、三菱UFJ信託のほうに決めました。

”信託”というものに対する真摯な姿勢、歴史研究、最新の判例研究などに理解があることが窺われましたので...

それに、真田広之、中井貴一 、柳沢慎吾が共演するテレビCMもお気に入りです。






posted by スイス鉄道のように at 07:00| 東京 ☁| Comment(4) | 投資情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月29日

職場の安全教育の内容を投資に応用する

先週、会社で安全教育がありました。
作業現場における安全管理・安全対策を目的とする教育です。

内容的に投資の参考になるヒントがありましたので、紹介しておきたいと思います。

この場で強調されておりましたのは、”気づき”と事前の対策です。

例えば、曲がった使用済みの釘が床に落ちていて、そのそばを通りすぎたとします。

そこで、何も思わず,何も感じず,何もせずに、すぐそばをさーっと通り過ぎるか...
それとも、これはマズい,拾おう,取り除こうと考えて、実際に拾って、分別してごみ入れに捨てるのとは大きく違うと...

たかが、”釘”の問題というのではなく、気づき・心の感受性の問題なのだと...

こう講師の先生はおっしゃっていました...

「心の感受性」と言われて、少し前にこのブログで何回かに渡って書いた童話『星の王子さま』の記事を私は思い出しました。

”大切なものは目に見えない”...

人間の認識力、特に理性の力というものは限界がありますので、理性とは別の認識力(心のアンテナと言ってもいいですが)で、”兆候”を感じ取ることが重要です。

これは何も神秘主義的なことを言っているのではなく、普段の顕在的意識ではとらえきれないことを脳の無意識の領域の力を借りて対処する、ということでしょうか...

話しを元に戻すと、安全教育の講師の先生は、”危険感受性を鈍らせる要因”として以下を挙げておりました。

・よく判らないがこうだろう
・今まで事故など起きていない
・自分だけは大丈夫
・慣れているから平気
・皆がやっているから大丈夫
・機械が間違うはずがない...

こういう思いあがりが、結果的に大きな事故につながる場合がある...

投資に応用して考えれば、
・インデックス投資なら成功するだろう
・今までインデックス投資は最後には勝ってきた
・皆がインデックス投資をやっているから大丈夫
などでしょうか...

結果的にインデックス投資をネタにすることになったのは、個別株や毎月分配型投信については、逆に、そのリスクが最近はじゅうぶんすぎるほど注意喚起されていると考えるからです。

最近の日本では、逆に、インデックス投資の方が、”危険感受性を鈍らせる”という意味ではリスクがあるのかな、と...

ふと、そう感じたものです...






posted by スイス鉄道のように at 07:00| 東京 🌁| Comment(4) | 気づき・ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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