2015年11月19日

竹下節子氏から伺われるフランス事情

先週起こったパリのテロ事件から約1週間が経過しました...
まずは、テロの犠牲になった方のご冥福をお祈り申し上げます。

しかし、また昨日、パリへ向かうエールフランス航空の飛行機に爆破予告があり...

さらに夕方のニュースでは、新たなテロリストの立てこもり事件が起こりました。
銃撃戦も発生したようです...

我々日本人にとって、近くて遠いヨーロッパ...

芸術や文化,観光,科学技術に法制度などでは知識が豊富な反面、
ヨーロッパ人の心の内面や哲学・思想については、まだまだ距離が遠いなと感じます。

”イスラム”についても同様です。

異文化間の衝突、十字軍以来の宗教間対立、あるいは難民問題とからめて報道され、
どちらかと言うとうわべだけの情報で済まされてしまい、詳しい、突っ込んだところがなかなかよくわかりません。

テロを行い、犯行声明を出したISたちは何を考えているのか...

彼らは何が気にくわないのか...

なぜ今回は、”フランス”ばかりなのか...

報道やネットニュースを見ても聞いても、どこかしっくりこない点が多々ある...

しかし、そのあたりのところをわかりやすく解説してくれる方がいます。

竹下節子氏です。

私は、3年ほど前、氏の著書『キリスト教の真実』を読み、ヨーロッパ人の思想・哲学がわかりやすく浮き彫りにされているな、と感じました。

最近では、同じく氏の著作『ローマ法王』も読みました。

氏は、東大卒の知識人で、フランス在住です。
そして、おそらくカトリックだと思います。

つまり、日本人の感性や考え方をふまえつつ、比較文化学的に、ヨーロッパ事情、特に、我々日本人になじみの深い英米関係の情報ではなく、ラテン・カトリック圏の事情や背景をわかりやすく解説してくれるのです。

特に、氏のブログからは、リアルタイムでフランスの生々しい風景が伝わってきます...

テロ後の日曜日のミサでの様子のレポートと感想が記されている記事...
↓↓↓
http://spinou.exblog.jp/24947676/

ジスカール・デスタン元大統領に、フランソワ元首相...
そして、パリ大司教のディスクール神父...

こういう大物の方たちが荘厳な大聖堂で列席する姿がほうふつとイメージされます...

テロ直後の、キリスト教論とからめて論じた以下の記事も考えさせられます...
↓↓↓
http://spinou.exblog.jp/24943554/

これらの記事からわかることは、フランスにアンチ・キリスト教的に昔からあった「無神論者」というファクターが原因になっている恐れがあるんだとか。

今年の1月にもテロがあり、無神論を標榜していたカリカチュア雑誌社が襲われていて...

そして今回は、自由を謳歌して享楽的に楽しむパリの若者が標的になったらしいのだと...

なるほど...

こういう情報は、なかなか日本ではキャッチできません...

要するに、フランスの無神論的な傾向をイスラム過激派は気に食わないのだとか,
日本人は「無神論」というより「無関心」だから標的にされないのだろうとか,
といった、普通の日本人ではなかなか気づかない見方が紹介されています。

勉強になりますね...

日本は、
@マジメな国民性であること
A平和憲法により、海外派兵してこなかったこと
主にこの2点により、テロの対象にはなってこなかったのか...

また機会があれば、今度は、氏の著作の内容を紹介したいと思います...





posted by スイス鉄道のように at 07:00| 東京 ☔| Comment(2) | 投資情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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