2015年12月01日

水木しげるさんと究極のリタイアソング

昨日のニュースで流れていましたが、漫画家の水木しげるさんがお亡くなりになられたそうですね...

ご遺族の方々、そしてファンの皆様方、誠に御愁傷さまでございます。

最近、気候が寒くなってきたせいか、逝く人が多いですね...

阿藤快さん、北の湖親方、原節子さん、そして水木さん...

皆さまもからだに気をつけて、ぜひご自愛ください...

さて、水木しげるさんの代表作と言えば、ご存知『ゲゲゲの鬼太郎』です。

私も子供の頃にテレビアニメをよく見ていました。

1970年代のことですね...

当時は高度経済成長時代で、明るい未来へ向かってみんな頑張っており、世の中全体に活気がありました。

街角や公園では子供たちがたくさん走り回っていて、交通事故や公害、貿易摩擦、受験戦争などが主な社会的テーマでした...

今とは全然違う雰囲気です...

まさに、”昭和は遠くなりにけり”、と思います...

そして、今思えば、テレビアニメの主題歌ですが、これがまた、”究極のリタイアメント・ソング”なんですな...

♪朝は寝床でぐうぐうぐう...
♪楽しいな、楽しいな、おばけにゃ、学校も〜...
♪試験もなんにもない!...

学校に行かなくていいなんて、子供心に、「オバケって、ほんとうにうらやましいなぁ...」と思ったものでした...

さらに2番の歌詞は...

♪夜は墓場で運動会...
♪楽しいな、楽しいな、おばけは死な〜ない...
♪病気もなんにもない!...

死なないから年金を永久にもらい続けられて、健康保険も不要です!

な〜んてね...(ジョークです)


さて、水木さんは戦前の生まれで、軍隊に入り、上官から命令・命令でこき使われた経験をお持ちだとかで、パワハラの元祖であると思われる大日本帝国陸軍の文化に嫌悪感を持っていたようですね...

私はその後、高校生以降に、アニメではなく原作本も読みましたが、水木さんの作品からは、
「反組織」,「反権力」,「反社会常識」,「反資本主義」,「反開発」,「非社会秩序」といった要素を色濃く感じとりました...

非日常の感覚を味わえる不思議な世界観でした...

普段の昭和の世界が「明」とするならば、氏の漫画の中の世界は「暗」...

『ゲゲゲの鬼太郎』に限らず、『エコエコアザラク』や『デビルマン』などどいった昭和後期のおどろおどろしいテーマの漫画群は、”進歩”や”開発”といった表の世界から追いやられた、人の心の中にある闇の部分を表現していたのかもしれません...

そういう意味では、水木さんは、”昭和”の表と裏の両面をすみずみまで知りつくしていた人、なのかもしれません...

どうぞ安らかにお眠りください...





P.S.
それにしても、昨晩の『報道ステーション』は面白かったな。
小川彩佳アナウンサーいわく、
「私が好きなのは、目玉おやじでした」
だって...
小川さんの内面の一端がうかがわれ、興味深かったです。




posted by スイス鉄道のように at 07:00| 東京 ☀| Comment(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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