2016年03月10日

浜尾四郎氏の推理小説

内容的には昨日の続きの記事となります...

青春18きっぷを使った鈍行旅行にて、浜尾四郎氏の推理小説を読破しました...

もちろん、図書館で借りた本ですんで、コスト(費用)はタダです...

日本探偵小説全集〈5〉浜尾四郎集 (創元推理文庫) -
日本探偵小説全集〈5〉浜尾四郎集 (創元推理文庫) -


ガタンゴトンというレールの響きをBGMにして行う読書は、私の昔からの楽しみのひとつなのです。

それに、目的地への往復に要する移動時間を有効活用できるとともに、”青春18”という格安の移動手段をより輝かせることにもなります。

至福の時間帯がすごせますからねぇ...


さて、氏の推理小説を読むきっかけは、今月1日に見たシャーロックホームズの映画です(3月2日の記事を参照)。

私は、昔はかなり推理小説を読み漁ったものですが、最近はとんとご無沙汰でした。

それが映画に触発されて、家に帰ってネットでいろいろと情報を検索していると、ふと目に留まったものです。

若くして亡くなったものの、生前は和製ヴァン・ダインとも目され、亡くなった直後には日本の推理小説界ではずいぶんと惜しまれたそうです。

以下、本の解説文からの引用です...

「同君は法律家らしい理論家でもあったが、一方文学青年風のロマンチストでもあった。この二つのものがうまく混じり合った場合に、探偵作家が生まれるのである」と江戸川乱歩は『探偵小説四十年』の中で指摘している。


戦前、男爵家に生まれて子爵家に養子に行き、東京帝大卒業後に検事と弁護士を務め、その後、推理小説家になったという異色の経歴の持ち主です。

本には短編のいくつかと長編『殺人鬼』が収録されていますが、やはりいち推しは長編です...

文庫本にして約500ページ弱という長い物語ですが、もとは新聞に連載されていたものなので、細切れになっているせいか非常に読みやすいです...

最後には、「あっ!」と驚く犯人が示されています...

戦前の東京の風景(銀座や、山の手のセレブの豪邸)も舞台装置として使われており、新鮮な気分もしました。

旅のお供におススめです...







posted by スイス鉄道のように at 07:00| 東京 ☔| Comment(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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