2018年11月01日

『東海道新幹線殺人事件』を読んで...

葵瞬一郎著『東海道新幹線殺人事件』を読みました。

東海道新幹線殺人事件 (講談社ノベルス)
東海道新幹線殺人事件 (講談社ノベルス)

すれちがう上りの新幹線と下りの新幹線からほぼ同時刻に、トランクにつめた死体が発見されます。

しかも奇怪なのは、首と胴体が両方ともに切断されたうえ、その首が相互に入れ替わっていたんです。

犯人がなぜそんなことをしたのかというと、その物理的事実と死亡推定時刻からアリバイを作るためでした。

ですから、最初は、不可能犯罪のように思わされます。

新幹線を使ったアリバイトリック、死体に添えられていた謎のメッセージ、過去の交通事故、京都をめぐる人間関係、酒呑童子の伝説、などなど...

トリックの謎解きも、真犯人への迫り方も、ともに二転三転し、大団円に向かって物語はつづられていきます。

傑作とまでは言えないにしても、面白いし、長すぎもせず、本格ミステリでいながらも気軽に読める新書版の推理小説でした。

この著者の2作目(『オホーツク流氷殺人事件』)も読みたいな、と思いました。










posted by スイス鉄道のように at 07:00| 東京 ☀| Comment(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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