2015年05月06日

毎月分配型投信の節税効果について

毎月分配型投資信託...

各所(ネット,マネー雑誌等)で、インデックス投信に比べて不利だと叩かれています...

ひとつ、購入時手数料が高いものが多い...
ひとつ、ファンドの収益以上に分配金を出すものが多く、基準価額が下がって得にならない...
ひとつ、信託報酬がインデックス型に比べて高いにもかかわらず、パフォーマンスではインデックス型に負けている...

私ももちろんわかっています...

しかし、わかったうえで保有しています!

まず、毎月の分配金が気持ちを安心させてくれますから!!

”安心”は、金(カネ)で買えない価値です。
マクドナルドの「スマイル:0円」というわけです。


でも、それ以外に理由があるのです。

それは、投資回収性を確保しつつ、銀行の定期預金よりも利率がよく、節税効果があるため...

私の大学時代の専攻は会計学で、簿記1級も持ってますし、今もコツコツと会計本(会計史などの専門書)を読んで勉強しているくらい「会計好き」なのですが、そんな私の会計学から学んだ知識の中で一番タメになったのは、”投資回収理論”です。

詳しい説明はここでは省きますが、定期的なキャッシュフローの重要性と節税効果とを、この理論から学びました。

毎月の分配金は、投資元本を少しづつ回収できることを保証してくれます。

会計学や簿記の専門用語を使っていえば、
「”手元流動性”という意味でも、インデックス型に比べて優れている」
ということでしょうか。

また、基準価額が下がるということは、売却すると損失が出るため、確定申告で損益通算が出来て、税金が還付されるということなのです!

さらには、昨日の記事で書かせていただいた、”相場を相手にサバイバルを考えることが重要”という点からも、毎月分配型投信は優れていると思います。

長いあいだ待っていれば、トータルで元本の回収は出来ますから...

「投資資金を最悪失わなければ、もう一度勝負できる!」のです...
そして、毎月分配型投信は、元本が戻ってきやすい投資案件だと言えるのです。


さて、具体例をあげましょう...

グローバル高配当株式ファンド(毎月分配型)『愛称:軍配』
2006年4月13日購入。購入時額面:210万円。手数料:66,150円。購入時総額:216万6,150円。
2014年4月30日売却。売却時総額:141万6,991円。

基準価額は、購入時が10,423円で、売却時が7,033円。
損失は、30万3,024円となりました。

しかし、この約8年間に受け取った分配金の総額は、104万5,548円です。

収支計算では、(141万6,991+104万5,548)−216万6,150=29万6,389円。

プラスになっています。

そして、翌年の確定申告で損益通算できて、2014年度の個別株の売却益や配当金の一部が還付されました。

仮に税金還付額を損失額の約10%と仮定すると、約32万円のプラス収支。
(29万6,389円+(30万3,024円×10%の還付))=約32万円)

32万÷216万=約15%

8年間かかっていますが、15%のパフォーマンスは、定期預金の利息では得られないと思います。

最高利の定期預金に8年間あずけても、複利効果があっても、216万円が248万円にはならないです。

というわけで、毎月分配型投信は、”安心”を買ったうえで、定期預金よりも有利である!

このように言えると思います。
(様々な条件にもよりますが...)






posted by スイス鉄道のように at 08:06| 東京 ☁| Comment(14) | 投資技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この手の議論は各所で見られますね。
個人的にはどちらでもいいと思っています。最終的に利益が出ればいいわけですからどれを選んでもいいのだけど理論的には無分配型のものが効率がいいというだけでそれを感情的に続けることができずに途中損失売却するなら意味がないですよね。

理論だけでうまくいかないのが人間だと思っています^^
Posted by クロスパール at 2015年05月06日 11:01
クロスパールさん、コメントありがとうございます。
私は、利益だけでなく、”利益&税金”で考えております。
財務諸表でいう、「繰延税金資産」,「繰延税金負債」の考え方ですね。
各所の議論は、利益までで止まっている感じがして、そこが何と言うか、物足らないんですよね...

あと、おっしゃる通り、理論だけでなく、感情面も大事ですよね。
それに、投資でストレスたまって胃潰瘍にでもなったら、医療費ぶんマイナスになって、何をやってんだか、ですものね。

Posted by スイス鉄道のように at 2015年05月06日 12:57
この内容だと批判は避けられないと思います。

突っ込みどころが多すぎるので一つだけ上げると、株式ファンドに8年も投資して銀行預金よりマシな程度のリターンで満足している危機意識の無さが一番危険だと思います。半額以下になる場合もあるんですから、株式の期待リターンとリスクを考えないといけません。
Posted by さいもん at 2015年05月06日 19:27
お世話になっております。
いろいろな人がいますので一概には言えませんが、

キャッシュがほしいならインデックス投資信託を用いて
定期売却システムを使えばいいのではと思います。

毎月分配とは定額解約することです。

コストも含め、あえて毎月分配型を選択する合理性が見当たりません。
Posted by ニシ at 2015年05月06日 20:02
さいもんさん...
まあまあ、落ち着いて聞いてくださいな。
購入初年度の分配金は、\304,732円で、約14%のリターン...
2年目の分配金は、\328,817円で、約15%のリターンだったんですよ。
その後、リターンが下がったんです。
銀行金利よりマシだというのは、結果論で言っているだけなんです。
満足しているわけではないんです。
そこは、未来のことは生身の人間には100%わからないので仕方がないことですよね。

要するに、私の言わんとしていることは、
成功した場合は、15%前後のリターン。
失敗しても、投資元本を回収できたうえで節税効果がある。
こういうことなのですよ。


Posted by スイス鉄道のように at 2015年05月06日 21:04
ニシさん...
この投信を購入したときは、定期売却システムは無かったように思います。
それに、今でもSBI証券など、一部の金融機関に限られるのでは???

金融機関が限られるということは、銘柄の選択肢がしばられるというデメリットがございますよね。
そこのデメリットについては、いかがですか?


Posted by スイス鉄道のように at 2015年05月06日 21:07
毎月分配型に投資するのは自由ですが、一番力をいれて書いてあることから根本的に間違いですよ節税効果のくだりです。

基準価額が下がるというのは、分配金の事をいってるんでしょうけど、普通分配なら利益が出て課税されますし、元本払い戻しなら個別元本も下がるので損失が大きくなるわけではありません。

気持ちを安心させてくれるから分配型が好きだというのは自由ですが、さすがに取り下げた方がいいような気がしますが、いかがでしょうか?

さいもんさんの言うように 他にもツッコミどころはありますけど。

失礼しました。
Posted by 通りすがりのものです at 2015年05月08日 00:44
通りすがりさん...

>基準価額が下がるというのは、分配金のことを言っているんでしょうけど

言っておりません...

基準価額が下がる要因の主たるものは、ファンドに組み込まれている株式の価格が下がるからです。

株が下がれば →基準価格低下 →損失 →損益通算できる
株が上がれば →分配金がたっぷり出る

下がった場合でも分配金は出る →分配金を別の有望な投資案件に投資可

言わんとしていることは、こういうことです。

どうぞよろしくお願い致します。

Posted by スイス鉄道のように at 2015年05月08日 07:43
お返事ありがとうございます。

そうですか…

言いたいことはわかりますが、収支計算で約30万円プラスになったのは、結局そのファンドがいい成績を残しただけに過ぎず、後から損益通算できたのも、先に普通分配で払いすぎてた税金の一部が返ってきてるだけに過ぎないのでは?

5年以上前に払った税金などは、その時に他の損失と通算しておかないと、払い損になってるかもしれませんね。

少なくとも、毎月分配型が節税になるとは言えないのではないでしょうか?

ですが、もしほんとなら素晴らしい説だと思うので、もっと色んな人の意見を聞いてみたいですね。

ここを荒らす気はないので、この辺にしておきますね。

記事の更新楽しみにしています。
Posted by 通りすがりのものです at 2015年05月08日 13:01
通りすがりさん...

私も最初から損するつもりでは投資していないのです...

最初の希望としては、高率の分配金を出しつつ、なおかつ基準価格が上がっていくことを目論んでいました。
初年度,2年度は、実際、その通りになってくれました。

その後、当初の計画は破たんしたのです。

でも、その場合でも(=失敗した場合でも)、長い間持っていれば元は取りもどせる。
敗者復活できる。
こういうことなのです。

税金については、通りすがりさんの頭の中にある成功する投資のイメージでは、
おそらく、税金を払いっぱなしではないでしょうか?

例えば、インデックス投信ホールド+無リスク資産(預貯金)で長期投資のイメージ...

これだと、最終的には、税金を取られっぱなしですよね?

それに対して、インデックス投信ホールド+毎月分配型投信、で長期投資をすれば、
納めた税金が戻ってくるぶん、有利である。

ということです...


また、私は一般庶民として税金の無駄使いをなげいておりますので、
それを阻止したいという思いでもあります...


Posted by スイス鉄道のように at 2015年05月08日 19:54
私も理論上と感情は違うし、楽しみ、継続、モチベーションアップなどを勘案して最適なものを選ぶのがいいかと。

リスク、リターンが目標になってればOK。

あれこれ考えるのは楽しいですね。商品も増えてくるしねえ。

Posted by たんちん at 2015年05月14日 07:34
近いうちに、インデックス型投信のほうがパフォーマンスが悪くなる例を載せようと思っています。
そのとき、感情だけでなく、理論的にもわかると思います。
場合によっては、毎月分配型投信のほうが良いときもあることを。
Posted by スイス鉄道のように at 2015年05月14日 23:25
こばんは^^

私は毎月分配型も分配なしの投信もやっています

投信を勉強し始めた時は無分配の方が将来的に有利かと思って実践してました(継続中)
しかし色んな本、ブログやHPなどで勉強していくと毎月分配型も悪くはないしむしろ考え方や
やり方次第でちゃんと資産を築ける可能性もあると思っています。
もちろんこちらも実践中です^^

毎月分配型を否定してる方々は実践したけど途中で解約し損失出した方や実際にやらず机上の理論のみで否定から入りやすいですよねb

毎月分配型を肯定してる方々は実際に実践して肯定をしてる方が殆どかもb

経済学者や超天才集団でも破産しますし誰でもその可能性があるのが投資です
私には互いの投信の良さもあると思いますし投資は始めるタイミングと利確(損切り)次第でどのような結果にもなりますから互いに信じた道を行くのが一番かと考えています

私がそれぞれ数個ずつ保有してる分配あり・なしの投信は投資してる目的も保有(したい)期間も違いますが ”スイス鉄道のように”さんの節税効果の概念は今までになく非常に面白いと思いました
今後も勉強させてもらいますね^^


Posted by コリパン at 2015年12月30日 19:21
コリパンさん、コメントありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by スイス鉄道のように at 2015年12月30日 20:58
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