2017年12月05日

資本主義をわかりやすく解説してみる(後編)

昨日の記事からの続きとなります。

”資本主義”とは、”持っている資産を活用して、儲けを得る(もしくは、儲けを目指す)イズム”のこと、だと言いました。

ここで”資産”とは、当然に、”事業用の資産”を意味します。

しかし、その元は、”個人資産”です。

要するに、”個人資産”を事業のために拠出して、つまり”事業用の資産”に変換して、それを使って儲けを得る(もしくは、儲けを目指す)ことが事業です。

なお、”個人資産”を事業のために拠出する行為を”出資”、出資する人は”出資者”と呼ばれます。

そして、”個人資産”が”事業用の資産”に変換する際に、”持分”というものが出資者に渡されます。

”持分”とは所有権を意味し、株式会社では株式のことです。

で、この”持分”を持っている者のことを、”資本家”と呼ぶわけです。

つまり、”資本家”とは、”資本の所有者”のことです。

これで、”資本主義”も”資本家”も、わかりやすく説明できたように思います。

以上の説明を図で示すと、以下の通りとなります。
(クリックして拡大して見てください)

sihonsyugi2.bmp


ここまでの説明から、”資本主義”は、むしろ収益を生み出せる資産のほうに着目して(バランスシートで言えば、右側ではなく、左側に着目して)、”資産主義”と言ったほうが一般人にはわかりやすいように思います。

”資本家”も、”事業用資産家”と言ったほうが一般人にはわかりやすい...

”資産家”ならピンときますけど、”資本家”って学問用語的なところがあるから、特に初学者にはよくわかりませんよねぇ...

ただ、ここでひとつ考えておかなければならないことがあります。

それは、”資産”を持っていない人のことです。

こういう人のことを、”無産階級”と呼びます。
(これも、”無資産階級”と言ったほうがわかりやすいかも...)

すなわち、プロレタリアート、”労働者”のことです。

しかし、”労働者”でもただひとつ持っている物がある...

それは、”自己のからだ(=労働力)”です。

”自己のからだ(=労働力)”を事業の渦中に提供して、それで収益を得る...

これが”労働者”です...

「からだが資本」という言葉は、まさにこれを指しているようにも思います。

さて、これで、”労働者”も、社会の中に(資本主義社会の中に)参加することができました。

そして、よりわかりやすい”資産主義”という言い方をせずに、資産を持たない労働者を含めて言う言葉として”資本主義”という言い方がされているのかな、とも私なりには思っております。

以上です...


いかがでしょうか。







posted by スイス鉄道のように at 08:00| 東京 ☀| Comment(0) | 分析・考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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