2017年02月06日

『夢をかなえるゾウ』を読んで...

ユニークな自己啓発本(と言っていいのかな?)、『夢をかなえるゾウ』シリーズを3作全部読みました...

初作はかなり前に話題を集めた本で、私もいったんは手に取ったんですが、読まずにきてしまったものです。

いま話題の欅坂46のお嬢様キャプテンの菅井友香さんが「欅坂書店」というタワレコの企画でこの本を推薦していたので読むことにしたものです。

内容は、ガネーシャというインドの神様が、うだつのあがらない平凡な人のもとに現れて、関西弁をしゃべりながら、常識破りではあるけれどもマトを突いたアドバイスで人生を成功に導くようにするというもの...

このガネーシャという神様がオモロイのなんの...

およそ神様とは思えないような爆笑かつふざけた言動で、読み人を飽きさせず、最後までぐいぐい引っ張っていきます...

こんな発言も...

「ワシの握手券入れてCD売ったら一億枚売れるで」(ガネーシャ)

この著者は、サブカルチャーにも詳しいみたいですね(笑)...

また、サブキャラとして、釈迦や貧乏神なんかも登場してかきまぜてもくれます...

それでいながらお笑い小説ではなくて、ところどころに味のあるひとことが散りばめられています...

”投資道”を行う上でも、生活していく上でも、参考になるかと思います...

以下、参考になると思われる箇所の引用です...


1.生活訓的なもの(投資や相場に関しても流用できそうなものでもある)

自分の人生手に入れとるやつらはな、全部自分で考えて計画を立てて、その計画どおりになるように自分から世界に働きかけていくんや。


これ覚えときや。楽なもんで体にええもんほとんどないで。


嘘でもええから『運が良い』て思うんや。口に出して言うくらいの勢いがあってもええで。そしたら脳みそが勝手に運がええこと探しはじめる。自分に起きた出来事から何かを学ぼうと考え出すんや。


自分が変われるとしたら、行動して、経験した時や。そん時だけやで


やりたいこと見つけるための方法は一つだけや。それは『体感』することや


カーネル・サンダースくんが頑張り始めたんいくつんときか知らへんのか? 65歳やで。


人生で感動するには、いつも心を開いとかなあかんねん。心が閉じてると何に対しても『どうせつまらない』『くだらない』てなってまうからな。


逃げたい気持ちを正当化する癖ついてまうと、その人は絶対成功できへん。成功するために本当にやらなあかんことも、言い訳つけて逃げる習慣ができてまうからな。


『葛藤』から逃げたらあかんねん。友達から誘われたけど、他にやりたいことがある。せやったら友達を傷つけんように気い遣いながら断ろうとかな。もしくは、やりたいことを頑張って早よ終わらせて、少しだけでも会える時間作ろうとかな。そういう葛藤の中でなんとか答えを見つけていくことで、人は成長するんやで。


もしかしたら山を登り始めたときは、本当の行くべき道は隠されているのかもしれない。なぜなら、もし最初から行くべき道が分かってしまっていたら、私たちが経験できたはずの、多くの失敗が失われてしまうから。 つまり、この世界を「知る」機会が失われてしまうのだ。だから神様は、山頂に至る最短距離とは違う道を行くように私たちを仕向けている―。


山頂に至る道はたくさんあんねん。そんで一つの道を行ってみて違うて分かったら、他の道が見えてくる。それを繰り返しながら登って行けば、最後は必ず山頂にたどりつけるんやで



2.仕事やビジネスの参考になりそうなもの(投資や相場に関しても参考になりそうなものでもある)

世の中のほとんどの人間はなあ、『反応』して生きてんねや


他人が起こす出来事、身の回りの環境で起きる出来事は全部自然の法則どおりに発生しとる。だとしたら自分が望む結果を出すには、自分を変えるしかあらへん。だから『すべての責任は自分にある』なんや。


面接いうもんはな、相手がおどしてこようがふざけようが、冷静沈着につとめんとあかんのや。


『やらない』という行動を通して、成功したくない自分を表現してんねん。すると宇宙はなあ、『ああ、こいつ成功したないんやな』そう考えるんや。


お客さんの一番喜ぶんはな、『期待以上だった時』やねん。


お客さんを喜ばせるために値段は下げてあげたい。でも仕事続けていくために利益は出さなあかん。そのジレンマに悩むんが、商売のあるべき姿やねん


人はみんな誰かに勝ちたいと思うてる。せやから他人をうまく勝たせて、気持ち良くさせられる人間は、間違いなく成功するで


そもそも自分らが『失敗』て呼んでることは、単に『現実を知る過程』にすぎへんのやで。エジソンくんが言う『失敗は存在しない。うまくいかない方法を学んだのだ』ちゅうのはまさにそういう意味やねんな



自分にとっては功利主義的すぎるので、参考にはするけれど信者にはなれないなぁという感じなんですが...

それでもとても面白かったです...







夢をかなえるゾウ文庫版 -
夢をかなえるゾウ文庫版 -


夢をかなえるゾウ2 -
夢をかなえるゾウ2 -


夢をかなえるゾウ3 -
夢をかなえるゾウ3 -




posted by スイス鉄道のように at 10:00| 東京 ☀| Comment(0) | 投資哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月03日

Fund of the Year 2015の投票に参加

昨晩、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015」に、投信ブロガーとして投票しました。

私がこのブログを開設したのは今年のゴールデンウイークでしたので、今年が初参加となります。
(認められれば...ですけど)

ルール的には、投票したファンドはさらさなくてもよいとのことでしたが、さらしてはいけないとも書いていなかったので、記しておきたいと思います。

SMT・JPX400に2点
DIAM世界リートインデックスに2点
野村好配当日本に1点
としました。

ポリシー的には、以下となります。
1.投資は株式投資が王道である。
  そして、我々は日本人投資家なので、消費生活上、為替リスクを回避すべきだろう。
  だから、日本株投資が基本となる。

2.日本株のなかでも高ROEを示す企業に投資するのが望ましい。
  なぜなら、高ROEイコール、企業価値の向上スピードが速い、ため。
  (企業価値の向上スピードが速い → 株価も早く上がりやすい 
    → ファンドの基準価格も上がりやすい)
  SMT・JPX400は、購入手数料ゼロで、信託報酬も安い。

3.日本株の持つリスクは2つ。
  為替リスクと市場変動リスク(日本の株式市場の変動リスク)である。
  この2つを一挙に回避するために、世界を対象にしたリートのファンドへの投資が好ましい。
  DIAM世界リートは、ゆうちょ銀行のキャッシュバックの仕組みも使える。
  (ただし、この仕組み自体は評価の対象外でしょうが...)

4.狩猟民族の欧米人とは違い、日本人は保守的な民族である。
  なので、企業の経営者も保守的な安全志向の人が多い。
  だから、日本企業は内部留保が蓄積されやすい。(実際にそうなっている)
  それを狙った高配当株のファンドを組み入れるのも面白い。
  野村好配当日本は、購入手数料ゼロで、信託報酬もそんなに高くはない。

5.以上のことは、自分で実際にやってみて判断すべきである。
  (3つとも、自己保有のファンドです)


おおよそ、こんな感じです...







posted by スイス鉄道のように at 07:00| 東京 ☁| Comment(2) | 投資哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月10日

インデックス投資家を批判してみる

8/4の記事に、”健全な野党がいてこそ、健全な民主主義は機能する”と書きました。

なぜならば、”健全な野党がいてこそ、健全な批判”ができるからです。

そもそも資本主義社会は、民主主義を前提として成り立ちます。

それは、民主主義は、”自由”を担保するからです。

投資の自由、株主総会で経営者を批判する自由、市場における自由な取引、経営方針の自由、新規ビジネス参入の自由、もうからない分野からの撤退の自由などなど...

これらが自由に出来ないと、旧ソビエト連邦のように、経済は停滞し(特に物流,サービスの硬直化)、経営の過ちもただされません。

東芝のような事態が起こっても、もし国家権力(≒旧ソ連共産党など)によって言論の自由が抑圧され、明るみにでないと、そのまま放置されて大変なことになります。

言論の自由によってマスコミから適切な報道がされることで、東芝の内部的な悪は明るみに出、それを修正する道が開けたのです。

そうすると、言論の自由に裏づけられた「批判の自由」が重要になってきます。

そもそも、”人間”というものは過ちを犯す生き物です。

経営者は、天使や聖人ではありません。

なので、株主総会での健全な株主の批判が、資本主義における効率的かつ健全な経営を維持するためには欠かせないのです。

実際に株主が総会で批判を行うかどうかは別にして、
”株主が経営者を批判できる権利”を確保しておくだけでも、経営者の日々の経営行動に対する心理的プレッシャーになるものです。

だから、投資家(≒株主)が株主総会に出て健全な指摘をすることは、資本主義社会を成り立たしめるための「義務」であり、「責任」です。

しかし、インデックス投資家は、この義務と責任を放棄しております。

したがって、インデックス投資家は、この点において罪深いと私は考えます。

この私の考え方と同じ意見なのが、アメリカの有名なファンド・マネージャーである、ビル・アックマン氏です。

彼は、もちろん、アクティビストであり、「物言う株主」として著名です。

『リスク・テイカーズ』(川上譲著、日本経済出版社)に、8人のカリスマ投資家の1人として出ております。

インデックス投資家が世の中の主流となり、さらにそれが拡大していくと、各企業の経営者は、やりたい放題の経営をするようになってしまう...

彼は、このように語ります...

私もその通りだと思います。

インデックス投資家が世の中の大多数を占めてしまうと、国家ごと倒産してしまった旧ソビエト連邦のようになってしまうと思います。

なぜなら、企業のトップという存在は、その会社の中では王様ないし独裁者ですから。

今回の東芝の事例を見れば、明らかじゃないですか。

だから、誰からも批判されないと、やりたい放題に経営するようになりがちです。

その王様ないし独裁者を唯一、立場上、凌駕できるのが株主(=投資家)です。

だからこそ、私は株主総会にも出るし(批判したことはないですが)、個別株投資もやめたりはしないのです。

もちろん、これからも続けますとも...
アクティブに個別株投資をすることを...
そして、株主総会にも出ることを...

インデックス投資のパフォーマンスがアクティブ・ファンドを凌駕する、というインデックス投資家さんの主張は、過去の市場データからの結論としては理解はしますが、人間の生き方って、”金儲け”だけでいいんですかね?

民主主義社会と資本主義社会に生きる良き市民としての、義務や良心に反していないのかどうか...

考えてみて欲しいです...

昨日,おとといの記事に書いた、「会計の原点は良きキリスト教徒の良心から生まれたもの」だという原点に思いをはせつつ、もう一度良く考えて欲しいです...





リスク・テイカーズ ―相場を動かす8人のカリスマ投資家 -
リスク・テイカーズ ―相場を動かす8人のカリスマ投資家 -



posted by スイス鉄道のように at 07:00| 東京 ☀| Comment(2) | 投資哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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