2018年02月25日

「日本人が思い描くカレー」とは???

昨日の遅めのランチは、地下鉄末広町駅から徒歩3分ほどのところにある『ジャン・カレー』さんに行きました。

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見ての通り、お店の入口の真横にでかでかと「日本人が思い描くカレーライスの店」とあります。

前から気になっていたので、昨日、初訪問しました。

オーソドックスに、”ジャンカレー(¥520円)”を注文です。

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まさに、オーソドックスなカレーライスでした。

薬味も福神漬けのみ。テーブル上にも余計なものは何一つありません。

しかし見かけも、そして最初のひと口も、オーソドックスながら、次第に食べ進めるにつれて、丁寧に作られた感が何か訴えるように伝わってきます。

食べたあとの胸やけもありません。後味も良かったです。
 
チェーン店で安く提供しながらも、それだけじゃない人に対する優しさというか、人間らしさが伝わってくるような感じかな。ちょっと大袈裟かもしれないけど。

安くて、手軽で、ハズレのない、地味だけど満足感があるカレーでした。








ジャンカレー 末広町店カレーライス / 末広町駅湯島駅御茶ノ水駅

昼総合点★★★☆☆ 3.3





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2018年02月24日

黒糖焼酎『太古の黒うさぎ』の感想...

御徒町駅前のディスカウントストア『多慶屋』さんで黒糖焼酎を購入しました。

名前は『太古の黒うさぎ』といい、奄美大島産です。

見ての通り、「モンドセレクション」を3年連続で受賞しております。

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税込みで¥1,274円でした。

飲んでみるとやはりウマい...

最近、黒糖焼酎にハマっていますが、なぜ今まで出会わなかったんだろうと残念で仕方ないです。

焼酎は、”麦”,”芋”,”米”というように材料によっていろいろとありますが、自分の口に合うのはなんといっても”黒糖”だなぁ...

もう他のものは飲む気がしません...







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2018年02月23日

岡部牧夫著『出処進退について』感想(後編)

昨日の記事からの続きとなります...

出処進退について―昭和史省察 -
出処進退について―昭和史省察 -

歴史研究家の岡部牧夫氏は、この著作の中で、一章を当てて明治憲法体制とそれが生んだ悲劇(=戦争そして敗戦)について論じておられます。

その結論は、明治憲法体制とは”絶対君主制”であったというもの。

選挙で選ばれた国会や輔弼の臣と呼ばれた大臣などがいるものの、本質は絶対君主制...

しかも巧妙なことに、運用しだいでは”立憲君主制”のように見せかけることもできる体制であった...

氏のこの学説に目を見開かれた思いがしました。

なぜなら、学校教育やマスコミの報道などで、日本が戦争へと突入していった原因は軍部や財閥などの勢力であって、天皇は実際にはお飾りで実権がなく、だから戦争責任は無い、と教えられてきたからです。

しかし、氏の合理的な分析と論理は、どうやらその逆を示しているようです。


以下、引用を織り交ぜつつ、解説していきたいと思います...

憲法典の構成、文言、およびその立法意志を見るかぎり、明治憲法体制下の天皇制国家は絶対君主制である、というのがここでの結論である。


明治憲法には、前文に相当する位置に告文と憲法発布勅語および上諭があり、これと本文の条章とは相互に有機的な統一を保つよう期待され、ともに憲法典を構成している。そしてこの憲法典に密接に関連または付属する法令として、皇室典範をはじめとする皇室諸令、華族令、議員法、貴族院令、衆議院議員選挙法、会計法、法例、公式令などが制定され、これらが明治憲法体制を直接ささえる法体系として機能した。明治憲法体制を法的に考察するにはこれら法体系の全体布置を視野に入れなければならない。


「告文」,「発布勅語」,「上諭」などは初めて知りました。

これらは、明治憲法が天皇から臣民に下賜するものであること、その理由・根拠は天皇家の先祖から与えられた統治権に基づくものであること、そして天皇家が「万世一系」であることなどが記されていて、平安時代〜江戸時代までの日本の歴史や伝統をいっさい無視し、また、国際的に通ずる法概念や社会の普遍的な価値観とは何の関係もないことを示している...

古代の神道にもとづく神政政治を目指す、時代錯誤の体制というわけです。

明治憲法体制が絶対君主制であると言える根拠は、国家の主権(統治権)とその淵源を天皇および天皇制それ自体に求めていること、またその行使についての規準が君主の勢力に対抗する勢力の存在の反映としてでなく、「君主の自己限定」だったことにある。


”君主の勢力に対抗する勢力”というのは、欧米の歴史でいうところの貴族や市民勢力のこと。

イギリスでは貴族や有力市民が、フランスでは市民が革命を起こし、それら勢力によって王権は制限されてきた歴史があり、その中から普遍的な正義や価値観にもとづき、王権を制限するものとして憲法も生まれてきたわけですが、明治憲法というものは、同じ「憲法」という名前が付いていても、そもそもが似ても似つかぬ論理で成り立っているわけです。

問題は、ひとり明治憲法が十九世紀も末になってこのような近代法の常識に背を向け、世界的普遍性の全くない一民族の架空の建国神話と、皇統の一系性という歴史の偽造とを法源として作られたことにある。


欧米諸国の憲法と違って、明治憲法はその法源を「神話」に求めています。

これが19世紀の社会に適合するわけがなく、様々な悲喜劇が起こった...

2.26事件も、軍部の独走も、政局の迷走も、その根本原因は、明治憲法体制の時代錯誤と不合理性にあったということです...

明治憲法の本質を絶対君主制と規定する以上、その解釈は穂積八束、上杉慎吉らの天皇絶対主権説が正統で、美濃部の機関説や「憲政常道」論は憲法条文からは論理的に帰結しない。もし昭和天皇が「立憲」的に行動したとすればこれまた憲法違反になる。


悲喜劇の法的起源は、明治憲法体制の論理構造そのものにあった。


昭和天皇が自分は立憲的に処したと主張する以上は、そうでない行為についてすべて違法性を追及され、真の立憲君主制においてのみ生ずべき無答責原理の適用をうけられないことになる。立憲的であったことを強調すればするほど、昭和天皇の法的責任はひろがり、重くなるという陥穽を、明治憲法は本来内包していたのである。


結論として、明治憲法は君主無答責を規定していない。ただ、憲法を立法意志に反して極力立憲的に運用し、天皇の統治権を憲法機関が完全に輔弼協賛する限りにおいては無答責規定と拡大解釈し得るにすぎない。


統帥権の独立的運用は憲法条文からは決して帰結しない、明白な違法行為であり、それを放置し、むしろ奨励した明治以下の歴代天皇は憲法第四条に違反し続けたと解すべきである。


内大臣湯浅倉平が病気で辞意をもらした時、天皇は宮内大臣松平恒雄に、後任者の候補として若槻礼次郎、近衛文麿、平沼騏一郎の名をあげ、それぞれ難点をかぞえて消去してゆき、最後に自分は木戸幸一(内大臣秘書官長から閣僚を歴任)がよいと思うが、「少し若いし、将来の政治的生命を失わせても可哀想だが、どんなものだらうか」と語って西園寺の意見をきくよう指示した。西園寺は内心穏健リベラル派の一木喜徳郎か岡田啓介あたりを考えたが、候補者をたてての下問なのでそうも言えず、奉答を辞退した。その結果松平が前任者の湯浅と相談して木戸で行くことにきめ、天皇に報告・決定した。木戸は翌年主戦論者東条を首相に推薦し、天皇もそれをうけいれた。東条内閣の開戦決定に対して、天皇は人事面で間接的ながら重大な政治責任を負うといえよう。


”真の立憲君主制”とは”君臨すれども統治せず”のイギリスの王制のことを指し、”無答責”というのは、この真の立憲君主制の場合、君主は政治責任を負わないことを指します。すなわち、今の日本国憲法の場合です。

しかし、明治憲法体制は絶対君主制なのだからそれはあり得ず、第二次世界大戦における天皇の戦争責任はあることになってしまう。

史実では、天皇の戦争責任は無いことになりましたが、それはアメリカが天皇を利用しようとしたことと、もう一つ、昭和天皇が立憲君主的に行動したという主張によるわけです。

しかし、昭和天皇のその言い分をかりに認めたとしても、もしイギリス流の政治運用と異なったことをした場合、それがすべて非立憲君主的となり、天皇の行為に違法性が生じることになる...

具体的にいえば、統帥権の独立運用に、人事への一部口出しである、というわけです。

というわけで、昭和天皇には戦争責任はあると著者はいいます...


結局、明治憲法体制の本質は立憲君主制ではないのだから、大正デモクラシーの流れも、個人的に親睦を持っていたイギリス王室にならいたいという昭和天皇の願いも、ともに無理があり、そういう方向とは逆の方向にどんどん進んでいった...

逆の方向とは、古代の天皇家が行っていた、主に側近を用いた政治体制...

明治維新〜敗戦までの我が国の歴史の概観をまとめて言えば、こういうことだともいえるでしょう。

以上、たいへん勉強になりました...








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